ワンポイント・レッスン

Lesson 4:大事なのはレイアウト

 さてさて、突然ですが、次の2枚の年賀状を見比べて見てください。

 

図1 年賀状A

 

図2 年賀状B

 

 どちらが年賀状としてより魅力的に見えますか?

 

 恐らく下のBの方を選ばれる方の方が多いと思うのですがどうでしょうか?

 

 字を個別に見ますと、明らかにAの方が上手だと思われますが如何ですか?

 

 やっぱりBですか?

 

 そうですね、Bは所謂"下手うま"と呼ばれる類の物です。

 

 それでは今回はこの"下手うま"について解説致します。

 

  そもそも下手なのに"うま"と思わせる要素は何なのでしょうか?

 

 字は下手なのに、何故か上手い様に思えてくる……。

 

 不思議に思った事はありませんか?

 

 実はこの"上手い"と思わせている要因は"レイアウト"にあります。

 

 ここで言うレイアウトとは、文字の配置大きさ線の太さ強弱余白、などなどですね。

 

 特に文字の配置、余白(何も書いていないところ)がとても重要になってきます。

 

 例えば下の4種類の字を見てください。

 

 

 4種類とも文字の形はまったく一緒です。

 

 ですが、字の位置や大きさを変えるだけで、かなり受ける印象が変わりませんか?

 

 実は年賀状やメッセージカードの見栄えは、文字の綺麗さよりもレイアウトで決まると言っても過言ではありません!

 

 綺麗な字を書く事は難しいけれど、レイアウトを真似する事は誰にでも手軽に楽しみながら書く事が出来ます!

 

 具体的には年賀状Bのように、周囲の余白をしっかりと空け、文字の大きさを大胆に変え、文字の線の太さに変化をつけたりすると良さ気に見えますよ。

 

 プロの文字はなかなか真似できないけれど、レイアウトだけなら手軽に真似できますね。

 

 是非、チャレンジを!

 

 もっと詳しい事が知りたい場合は、ふたばの星 書道教室へ是非どうぞ!

 

 

ポイントチェック!

 年賀状やメッセージカードの見栄えはレイアウトで変わるぞ!

 

 文字の配置、大きさ、線の太さや強弱、余白を考えよう!

 

 プロのデザインを真似てみるのが上達の近道だ!

 

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